高周波焼入れとは - 横浜高周波工業株式会社 | 高周波焼入れ - 熱処理

横浜高周波工業株式会社

045-542-8484045-542-8498お問い合わせはこちら

INDUCTION HARDENING高周波焼入れ

高周波焼入れとは

高周波焼入れとは?
Induction hardening

高周波誘導電流により鉄鋼の任意の部分を急熱急冷して、硬化させる方法を「高周波焼入れ」と言います。
強靭で耐摩耗性を必要とする各種機械部品の表面硬化に最適です。

事業内容事業内容

高周波焼入れの特長

  • 直接加熱のため熱効率が非常に良い
  • 品質の安定が得られる
  • 局部的な焼入れが可能
  • 変寸・変形が最小限に抑えられる
  • 処理時間が短く、作業能率がいい
  • 疲れ強さの低下や不安定化の心配が少ない
  • 内部素材のじん性が保たれる
  • 酸化スケールが少なく表面がキレイ
高周波焼入れの特長

作業工程

横浜高周波では標準的な高周波焼入れ品について、次のような流れで行っています。

工程洗い出し・確認熱処理工程検査工程

STEP 01

受注

材料 / 指定硬度 / 深さ / 焼入れ箇所 / 数量など確認

↓

STEP 02

作業カード発行

↓

STEP 03

コイル治具選択

製品と作業カードを確認し、製品に適したコイル・治具を選択

↓

STEP 04

高周波焼入れ

↓

STEP 05

中間検査

硬度確認・割れ検査

↓

STEP 06

テンパーリング(焼戻し)

焼入れ後30分以内に行う。材質と指定硬度と製品の大きさで設定する。

↓

STEP 07

最終検査

最終硬度測定、割れ検査(浸透探傷・磁気探傷)

↓

STEP 08

完了

硬化の仕組み

金属は温度により自身を構成する原子の結び付き方(組織)が変化します。この組織には、状態によりそれぞれ異なった特徴があり、金属熱処理では金属を加熱・冷却することで組織を変化させ、金属自身の特性をコントロールします。
高周波焼入れでは、製品の表面を急速加熱し、製品内部との間で組織の状態に差異を作る事で、製品の疲れ強さを向上させます。
また、あらかじめ調質を行い、製品の組織の状態を均一化しておくことで、高周波焼入れ時の組織の変化が安定します。

硬化の仕組み

ソルバイト

ソルバイト

マルテンサイト

マルテンサイト

加工事例

高周波焼入れの精度による専用コイルの必要性、周波数の選択による硬化層深さの変化、高周波誘導加熱の特性を利用した処理等をご紹介いたします。

 

事例紹介へ

コイルについて

複雑な形状の製品でも専用コイルを作成し、指示通りの焼入れを実現します。また、コイルは社内で作成しておりますので、短納期での処理が可能です。

 

コイル作成について

Copyright © 横浜高周波工業株式会社 All Rights Reserved.